任天堂、規約違反者を処分　Switch端末を無効化する可能性も

任天堂は利用規約を強化し、Switch本体の改造、非公認ソフトの使用、海賊版関連行為を行うユーザーに対してより厳格な規則を施行しました。更新された方針はこれらの行為に対して強硬な姿勢を示しています。

Game Fileの報道によると、任天堂はアカウント規約とプライバシーポリシーの更新についてユーザーに通知しました。これらの改訂された条項は5月7日に発効し、既存および新規の全アカウント保有者に対して以前の全てのバージョンに取って代わりました。Game Fileの分析によると、新旧の規約間に約100箇所の変更が確認されています。

5月6日までの以前の規約では、ユーザーは「任天堂からの明示的な書面許可または適用される法律で認められている場合を除き、任天堂アカウントサービスのいかなる部分も貸与、リース、サブライセンス、公開、複製、改変、改編、翻訳、リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルを行わないことに同意する」ことになっていました。

更新された米国版規約ではこれらの制限が大幅に拡大され、現在は以下のように規定されています：

「あなたは明示的に次の行為を行わないことに同意します：(a)任天堂アカウントサービスのいかなる部分についても公開、複製、改変、リバースエンジニアリング、貸与、リース、逆コンパイル、逆アセンブル、配布、販売、派生作品の作成を行うこと (b)セキュリティ対策または意図された機能を迂回または改ざんすること (c)非公認のサービスコピーをインストールまたは使用すること または (d)サービスをその文書化された目的に反する方法で不正使用すること。これらの行為は、法律で特に認められている場合を除き、任天堂の書面による許可が必要です。違反した場合、任天堂アカウントサービスおよび/または影響を受けたデバイスへのアクセスを永久的に失う可能性があります。」

Nintendo Lifeが指摘する通り、英国版規約は異なる表現を維持しており、ユーザーに以下の内容を了承させるよう求めています：

「任天堂アカウントに紐づく全てのデジタルコンテンツは、個人の非営利目的に厳格に限定されます。任天堂ヨーロッパからの明示的な許可がない限り、地域の法律で明示的に認められている範囲を超えて、デジタル製品を貸与、リース、リバースエンジニアリング、改変、逆コンパイルしてはなりません。無許可使用によりデジタルコンテンツが使用不能になる可能性があります。」

任天堂はコンテンツを「使用不能」とする具体的な内容を明示していませんが、この表現は規約違反に対して本体の使用制限を行う可能性を示唆しています。更新されたプライバシー条項では、任天堂が安全な環境維持と規約違反の検出のためにオンライン通信を監視する可能性があることも示されています。

Nintendo Switch 2 システム＆アクセサリー ギャラリー

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これらの方針変更は、任天堂が継続的に懸念しているソフトウェア海賊版問題に対処するものであり、Nintendo Switch 2が6月5日に迫った発売時期と重なっています。

Switch 2の予約は4月24日に449.99ドルで開始され、ほとんどの小売店で即座に完売しました。任天堂は米国の顧客に対し、需要の高まりから出荷遅延が発生する可能性があると警告しています。購入詳細については、IGNの包括的なNintendo Switch 2予約ガイドを参照してください。