ニュース 『スター・ウォーズ』ピート提督役ケネス・コーリーさん死去、87歳

『スター・ウォーズ』ピート提督役ケネス・コーリーさん死去、87歳

著者 : Adam アップデート : Oct 31,2025

Kenneth Colley as Admiral Piett in Star Wars

『エンパイア・ストライク・バック』及び『ジェダイの帰還』でファイター提督を演じたことで知られるケネス・コリーが、COVID-19と肺炎との闘病の末、87歳で死去した。この英国の人気俳優は、スター・ウォーズ屈指の印象的な帝国将校に命を吹き込む一方、『モンティ・パイソンのライフ・オブ・ブライアン』でのイエス役の演技でも称賛を得ていた。

象徴的な役柄に彩られた経歴

コリー演じるファイター提督は、オリジナル・スター・ウォーズ三部作においてダース・ベイダーの旗艦エグゼキューターを指揮し、後に2012年の『LEGO スター・ウォーズ/エンパイア・ストライク・アウト』でも同役を再演した。彼のエージェントであるジュリアン・オーウェンは、前衛映画からシェイクスピア劇まで及ぶコリーの60年にわたる顕著なキャリアを強調し、ケン・ラッセル監督との記憶に残る共同作業を含むことを明らかにした。

Kenneth Colley at a Star Wars convention
コリーは生涯を通じてスター・ウォーズのコンベンションでファンのお気に入りであり続けた。 写真: THOMAS COEX/AFP via Getty Images

BBCによれば、コリーは月曜日にケントの自宅で安らかに息を引き取った。彼のエージェントは、この俳優が最近転倒して入院した後、COVID-19に感染し、肺炎へと悪化したことを明かした。

象徴的なキャラクターの舞台裏

デイリー・メール紙は、ファイター提督は元々『ジェダイの帰還』に登場する予定はなかったが、圧倒的なファンの反応がジョージ・ルーカスにそのキャラクターを戻すよう説得したと報じた。コリー自身、帝国将校のキャスティングにおいて、アーヴィン・カーシュナー監督が特に「ヒトラーをも怖がらせるような人物」を求めていたことを明かしており——この要求を、コリーの強烈なスクリーン・プレゼンスは完璧に満たしたのである。

スター・ウォーズ以外では、コリーのフィルモグラフィーには『ブリタニア病院』のようなカルト的名作や、『ドクター・フー』から『ザ・ビル』まで多岐にわたるテレビドラマの役が含まれており、英国で最も多才な性格俳優の一人としての地位を確固たるものにした。